先日、版画工房アーティー一同は油彩画家中島健太さんの展示を見に中目黒へ行ってまいりました。
場所は中目黒蔦屋書店さん。ギャラリーではなく、蔦屋書店さんでの展示です。
本や雑貨、コーヒーが楽しめる空間に中島さんの作品が心地よい間隔で飾られております。
「あなたの生活の一部として日常一場面に溶け込めたらいいのに。」
という中島さんのメッセージ通り、アートを身近に魅せる展示空間になっておりました。
この空間の一部に展示されているジクレー版画は弊社で制作させていただいております。
原画と共にアーティーで作られた作品やアーカイバルⓇ(版画工房アーティで作られたジクレー版画)の解説、
アーティーこだわりの版画用紙サンプルなども店頭に飾られ、大変誇らしい想いがしました。
サンプル用紙は実際に触っていただくことができますので、五感でその品質を確かめていただればと思います。
(版画制作時の中島さんの思いなどは、12月号の美術の窓に掲載しており、こちらからでも閲読できますので、ぜひご覧ください。)
屋外では中島さんがライブペイントをされていて、
「 画家という職業があります。そんな生き方も素敵でしょ?」
と、街行く人々に伝えているように見えました。
高架下の喧騒の中で、絵を描き続けているそこだけがとても静かに感じます。
描く姿を真剣に見つめていた人々は何を感じていたのでしょうか。
中島さんの「アートをもっと身近に感じてほしい」という思いは、平和を願うことだと私は思います。
お腹がいっぱいで、温かい家に住んで、自分の好きな空間に好きな絵を飾り、幸せを噛みしめる時間がある。
中島さんの思いの続く先には、そんな暖気に満ちた世界が待っているように思えます。
中島さんの姿勢から、能動的にアートを発信していくその意味の大きさを考える夜になりました。
今回の展示は終了してしまったのですが、きっと、また様々な活動を展開されていく画家さんだと思うので、ご興味のある方は中島さんのブログをチェックされてはいかがでしょうか?
―中島健太さんOfficial Site https://www.nakajimakenta.com/